2013年1月22日火曜日

おやおや  ・・・褌子

   戦争や人殺しを好きな人間がいるかいないかは、私はわからない。私は、イラク派兵を今も認めていない。イラク派兵自衛隊員が戦死者をださずにすんだのは、日本国憲法の枠にはめられて戦闘行為にでられなかったからだと、当の自衛隊の指揮官が撤退後に(彼は自民党の参院議員になったが)言明していることだ。
  危急に瀕した海外邦人を救うのに武装自衛隊を緊急派遣という乱暴なことはやめにしたい。在日の中国人や韓国人が日本人に袋だたきされたから、中国軍や韓国軍が救援にきたらたまらない。むろん恫喝に屈して中国に頭なでられて属国になるそんな平和はありえない。ちっとも結構なことじゃあない。とにかく未来永劫一衣帯水のお隣の国なんだから何とかかんとか子々孫々平和共存していくしかないではないか。ほかにどんな道がある。
  中国軍に対抗して日米同盟を基軸にまた日本も軍事大国になって対抗せよということか。そうでないと日本は一路中国の属国の道を歩むということか。大日本帝国もむかし中国を恫喝して失敗したが、こんどは中国の恫喝に屈するな、中国軍に負けるな!ではまさに武力信仰、武力幻想だ。けっきょく武力衝突になるな。長いこと人類は戦争ばかりしてきたのは事実だから国の戸締まりはしっかりせよというのはこれはよくわかるんだが。かつての米ソの核軍拡競争といっしょで、このでんでいくと日本の未来、アジアの未来、いや人類の未来は非常に暗いではないか。
  良い子でいたいというわけではない。戦争だけはさけるために軍拡競争でなく知恵をしぼりたいということだ。  
  そんなことにならぬように国の憲法と政治と外交があるんだ。相手のあることは石原慎太郎式にはいかぬのだ。日中の経済的互恵関係はもう引き返せないくらい深化しているんだ。アメリカご機嫌伺いの日本外交でなく、周辺諸国から尊敬される国づくりをすることだ。中国人と日本人が草の根の交流をすることも大事。わたしもささやかながらいろいろ直接交流やってる。平和ぼけだの共同幻想だのと高みの見物のおしゃべりよりも、自分が日本と中国の平和のために現実に何ができるかだ。
  むろん政府に都合のわるい言論を弾圧する中国の一党独裁体制がいつまでも続くということは決してありえないだろう。
  二千万人ものアジア人を殺傷したあげく、せっかく戦争放棄・武力不保持という人類の理想を体現した日本国憲法を今日いま、日本人は現にもっているんだから、これを活かす方法も真剣に考えてみたい。活かさない手はない。
  「まあ、いつまで良い子ぶっていられるかだな。属国になって頭撫でられ、そして平和になる。結構な話じゃないか。」…秀逸な俳句をつくるひとの言葉とは思えません。猫跨ぎさんは中国というと親の仇にあったみたいになるのが不思議ですね。

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