小澤征爾について若干の思い出話。兄の小澤俊夫さんはドイツ文学者でのちにグリム童話や民話研究で知られた人。仙台の大学でドイツ語教師をしていたおり、北海道旅行の途中に教え子である姉を訪ねて我が家に来たことがあった。たしか小生、中学二年の時で、英語をちょっと教えて貰った記憶がある。真っ赤なシャツを着ていたのを思い出す。
満州で父親は歯科医だったが、同時に民族主義者で活発に活動していたらしい。板垣征四郎、石原完爾とは縁が深い訳だ。何かの抗争あとか、太腿にナイフで刺された傷跡があったという。
俊夫氏は大学でコーラス部の顧問をしており、あるとき、まだ無名だった小澤征爾氏が来て、指揮をしてくれたらしい。兄とは全然ちがう指揮、指導に一同感服したとか。
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