あづましい・・は体調不良とか、あんまりいい話ではないよ、とかいう意味ではなかったか。札幌の兄貴の嫁さんが旭川のひとで、たまに使っていたな。じょっぴんがる? きいたことねえな。佐渡では、恥ずかしいを「しょうしねえ」、みっともないを「よんどこねえ」 といったが、じょっぴんがるは「恥ずかしい、やめてけれ」という意味だと推察するがいかが。
道産子弁は、内地人の集合体がそれぞれ伊達町では仙台弁をしゃべり、広島町では広島弁というように、郷里の言葉をしゃべりながら、だんだん融合し合ってできたのかね。リラの君のご先祖様は富山県だと江別のお姉様からおききしたが、道東釧路に住んで幾星霜、透き通るような鈴をころがすような清く美しい道産子弁であった。
あの狭い佐渡のなかにも海の漁師言葉と山村の農家言葉とはぜんぜん違うのだ。さらに佐渡金山のあった相川町周辺では江戸の町人言葉と武家言葉が残っているし、北前船の寄港した小木町には上方の芸者言葉がいまも残っているから驚く。わが家のある小佐渡山脈ふもとの順徳天皇や日野資朝卿、京極為兼さんのあたりはいまも京の公家言葉が残っているせいか、小生も家の中では「麿は~」なんてついでちゃうから三つ子の魂というか蝶よ花よの育ちだけは消そうと思っても消せないものだ。
いやあ方言ってほんとに面白いねえ!
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