2013年1月10日木曜日

三浦しをん・・・褌子

三浦しをんさんのおやじさんはそういう有名な方なのですか。
三浦しをんははじめて読んだがまだ四十代だが力量のある作家ですね。ぜんぜん知らずに、しをん、なんて女みたいな名前の男性作家だと思って違和感なく読んでいたら、途中から女性作家だと気付いた。伊集院静は女かとおもっていたら男性だというし白川静博士はこれはもう男に間違いない。
   きょう、蔵書する辞典のつまらん自慢みたいなこと書いてしまったので、『新潮日本語漢字辞典』と『現代類語大辞典』をしげしげとページをめくって読んでみた。特に講談社の『現代類語大辞典』はまったく新しいタイプの国語辞典であると再認識した。いままでの国語辞典は全部「アイウエオ順」に見出し語と下に語釈が並んでいるが、この類語辞典は最初に見出し語だけをまずアイウエオ順」でさっとさがして、そこから指定するページに飛ぶのである。たとえば「感銘」とひいて指定ページに飛ぶと「感動」「感激」「感じ入る」「ぐっと来る」などの類語が数限りなく並んでいて簡潔な説明と用例がでている。読んでいて面白い。俳句などやるひとは非常に役立つのではないだろうか。また「助平」とひけばまあまあこちらが顔が紅くなるくらいいろんな類語がでてきて逸徳さんなら「日本語の海は広く深いなあ」などと大喜びしそう。最初に見出し語をひいて、指定するページに飛ぶのがすこし面倒だから、従来型の国語辞書に慣れてしまった人には向かないが、文章をあれやこれやと推敲したい人には重宝な国語辞典である。いやー!日本語はじつに広く深いなあ!

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