中国情勢は非常に関心があります。
わたしも一応チャイナウオッチャーのつもりで注視している。人口も国土も巨大すぎるから、群盲像を…の中国評も多いらしい。中国と朝鮮半島と日本が安定成熟した関係に早くなってほしいものだ。未来永劫子々孫々までおつきあいする民族同士だ。いちどほろほろ会で北京やソウルの古書店街でも散歩したいね。
三浦しをん『舟を編む』を読んだ。大部の国語事典『大渡海』という辞書づくりの話。
辞書づくりの楽屋裏がのぞけて、さらに当世の若者恋愛風俗もでてきて実に面白い小説。
私も大学入学の年に北大前の古本屋で『広辞苑』、三省堂『漢和中辞典』を買い、さらに三十才過ぎに富山房『大言海』を買っていらい辞書には関心がないわけではない。いぜんにも書いたが岩波国語辞典第一版の誤植も発見したくらい。数年前には猫跨ぎさんにすすめられてか新潮社『日本語漢字辞典』を衝動買いしたし、講談社『現代大類語辞典』も買ってしまった。
北京では『康煕字典』を買ったし、いまは大修館書店『日本語シソーラス』がほしい、いや白川静『字統』『字訓』『字通』がさきに欲しい、いや復刻版の『渡辺温博士校注・康煕字典』(講談社創立百周年記念出版)にしようか…などと財布と相談をしているが資金不足本棚不足で見込み薄。
むろん小学館『日本国語大辞典』と大修館『大漢和辞典』は大きな図書館で恐懼感激してご開帳ご拝観するだけだが。
パソコンには「広辞苑」や「角川類語辞典」「マイペディア」がはいっている。電子辞書ワードタンクには三省堂『大辞林』が入っているし、「世界大百科事典」のCD版も人からもらったのだがたまに重宝している。それなのにやはり紙の辞典・字典・事典を並べてないと落ち着かない。もっとも紙の平凡社「世界大百科事典」は引っ越しの時に捨ててしまった。当時二十万円以上したがほとんど引いた記憶がない。「ブリタニカ」並べていた人も奥さんに捨てろ捨てろといわれていると苦笑していた。そういえば中川先生は自宅の机辺にフランスのラルース大百科事典を並べていたね。
他人からのもらいものだが植物好きの私が一番重宝しているのは小学館『万有百科大事典』十九巻の『植物』これは便利だね。北隆館『原色牧野植物大図巻』は大枚はたいたのに一度も引いたことがない。くだらん自慢話になったごめん
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