体罰が問題になっている。アウトドア派ではなかったので、実体験はないからあまり確たる事はいえないが、根は深いね。体育会系人物に見られる共通の匂いがある。礼儀正しく爽やかな印象はいいとして、上下関係の秩序に無条件に従うとか、仲間意識が強い反面、他者への想像力が欠如する、ものの見方が一方的で、まあ、はっきり言って単細胞。
こういうことと体罰がくっついている感じがする。それは今の社会のなかにはっきり存在する何かでもある。論理を飛び跳ねることを諒とする感覚だ。元巨人の桑田が明確に体罰を批判していたのには刮目した。彼は偉い。
褌子氏が黒沢映画の紹介をしていたが、あのなかで「用心棒」の一シーンを思い出す。
三船演ずる浪人が、敵方の屋敷に味方と思わせてふらりと現れ、人数がある程度になったところで、いきなり抜刀、全部やっつけるというシーン。これを見た或る中国人が、「これだこれだ、これが日本人なんだ」といったという。超論理の不気味さだろう。
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