「よだきい」は面白いね。古語辞典をひくと、よだけし(弥猛し)①いかめしい②おっくうである。大儀である。と載っている。もともとは、いよいよすごい、という語意か。
私の祖母が困ったときに「うたてや」と呟いていたことを思い出す。これも古語辞典では、うたてし ①いやである②気の毒である、とある。祖母は富山県生まれ。いずれも古い言葉がそのまま使われている例だろう。
「よだきい」も「うたて」も、困った、いやだという気分の言葉で、まあ気持の本音の部分の表現だろう。この言葉でなければしっくりと伝わらないということで、ずっと使われてきたのではないか。
なお、やのあさってに相当するのが、大分にないとはちょっと解せないな。もっと標本を増やしてみてはいかがか。
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