実はこのブログで、最初にそういう話をしたのは、本人はおぼえていないだろうが、まぎれもなくお師匠である。ああいう俳句を作り、時にむつかしいことをいうお師匠のイメージとの落差がすげー面白かった。
エロマンガ高校か、現場でやったらすげーバカにされたかもしれん。なぜかというと、男子校ならともかく、現在の共学校では生徒相手にイロモノネタはほとんど不可能で、男子だけなら話はちがうと思うが、とにかく冗談ひとつがセクハラにならんように気をつかい、電車の中で読む週刊誌まで、勤務校の街からはずれるまでは注意しているぐらいなのだ。現実には、性的ポテンシャルのものすごく高い年代にもかかわらず、集団になると、信じられないくらい「たてまえとしての清潔さ」が要求される。したがって最近続発している教員の性的事件なんか、非常によくわかる。そういうエネルギーをぐっと抑えこんでいるところへきて、管理体制が強化され教師の主体性が奪われれば、自分の仕事に誇りを見出しにくくなる。したがって「昇華」がおこりにくくなる。だからでどこを失ったエネルギーは非行にむいてしまう。これ、山内仮説。性的エネルギーはフロイトのいうリビドーというやつだが、これが昇華作用で別の面に転化すると、おおきな仕事をするやつが出てくる。したがって、男はエッチな方がおおものになるのだ、という話を男女混合クラスでやったが、これくらいが限界で、しかもこれをまじめーな顔してやるから面白くもなんともないことになる。
で、知人の御嬢さんがイタリアに音楽留学した。彼女まことに和食が好きで、向こうでも自分でごはんみそしるの生活を実践したという。その得意メニューがおすましで、ちゃんと鰹節をもっていって、けずってだしをとっていたそうな。で、あるとき向こうで友達になったイタリア人を招待して夕食をごちそうした。おすましの味が大好評で、「このスープはどうやってつくるのか」と聞かれた。説明より実物をということで、鰹節をみせて「これをナイフでけずって、熱湯にいれてスープの素をつくる。日本人はみんなこれをつかう」といったそうな。興味を持ったイタリアの友人が、これは日本ではなんというかと聞くので「かつおぶしだ。生のやつをほしてつくっている」と答えたら、相手は真っ青になって卒倒したそうな。 落ち。かつおという発音はイタリヤ語で男性器をさします。この話すごく好きだがもとても生徒の前ではやれなかった。
0 件のコメント:
コメントを投稿