2012年2月16日木曜日

厚い図鑑・・・猫跨ぎ

  旅行先で厚い図鑑を買うのはどうもヘキなようだなあ。奥方はれすぺくとしたというか、これは牧野富太郎に似た変わり者かとしょっくを受け、早まったかとれぐれっとした―こともないか。相思相愛らしいからね。

  ・春の雷辞書の天金濁りをり

  今、或るカルチャー教室の帰り。お茶の水大の先生が呟いていたが、院生まではまだいいが、学部生になると、日本語の常識が通じないことがあってアレの連続という。彼女の見立てでは、携帯が普及し出したのがその分かれ目じゃないか、と。要するに子供時代の活字離れが決定的になった頃と重なるのでは、と。便利を追いかけているうちに文化の底が掘り崩されている・・・は言い過ぎか。昔、イスラエルでは子供のテレビ視聴を制限していると聞いた記憶がある。画像を幼い頭に無制限に入れる事への危惧とか。いまはどうか知らないが。

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