2012年2月12日日曜日

荒星 つづき  ・・・  褌子

   荒星は広辞苑にはないが、大辞林にでていました。荒星=木枯らしの吹く夜の星。
  ところ角川学芸出版の「俳句歳時記」の冬の項には、でてないね。
  寒星、凍星、寒昴、寒オリオン、寒北斗、冬北斗、冬銀河などはでているが荒星がない。
  水原秋桜子『現代俳句歳時記』にもない。
インターネットでひくとありましたね。
冬星(ふゆぼし)、寒星(かんぼし)、凍星(いてぼし)、荒星(あらぼし)、冬銀河(ふゆぎんが)、冬星座(ふゆせいざ)、星冴ゆる(ほしさゆる)、冬の太白(ふゆのたいはく)、冬北斗 、寒北斗(かんほくと)
  やっぱり歳時記は安物ではなく、大枚はたいて『日本大歳時記』を買わないとだめか。
  きょうの新聞の書評によれば『常用漢字コアイメージ辞典』加納喜光著(中央公論社5040円)というものが出版されたそうだ。評者の山崎正和氏によれば、漢字が根源的には、(象形文字ではなく)音声を伴うイメージの形象化を基本とする文字だったという主張のもとに、とりわけ模写図形説の代表者である白川静を根本的に否定する漢字辞典だというから興味がある。
   漢字はものの形を抽象化した図形だという世間の常識を打破するという、面白い漢字辞典がでたものだ。書店でみてみたい。
   

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