2012年2月15日水曜日

諸橋轍次記念館も・・・・褌子

   サイの里が高知県の田舎なので、牧野富太郎記念館に行きました。高知市の五台山という山の上にある。まわりが牧野記念植物園になっていていいところだ。そこでばーんと参万五千円也で買ったのが『原色牧野植物大図鑑』(北隆館)。これがでたときに彩色について牧野博士の遺族からクレームがでたいわく付きの図鑑だ。こういうものに三膳飯をやめても惜しみなく財布をはたく夫をサイは、困惑とれすぺくとの眼。高知といえば寺田寅彦も土佐人だ。
   そんなわけで牧野富太郎記念館にはhorohorokaiでわざわざ行きたくないが、私の郷里新潟の漢学の里、諸橋轍次記念館 (新潟県南蒲原郡下田村役場)にはぜひ行きたいと思っている。大漢和辞典の天金を(大修館書店25巻)を図書館でなく諸橋記念館で拝みたい。新潟市には会津八一記念館もあるがここも行ったことがない。
   さていぜん和歌山高野山や那智大社にいったが南方熊楠記念館にも訪ねたら面白かっただろう。粘菌とか妙なものを驚くべき粘着力で研究した日本人離れした巨人らしい。こういう粘質の変人が俳句などやるとどんな作風になるのかな。
   牧野・南方が日本の二大変人とははじめて知った。
   きのう、函館の仁ちゃんに寒中見舞の電話をした。
   千葉も曇天の今朝とつぜん、あられが降った。また寒くなりそう。
   冴え返る音や霰の十粒程     子規
   

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