2012年2月20日月曜日

止める前のひと言・・・猫跨ぎ

  止めると言いながら何だが、ちょっと追記しよう。世の中不磨大典なんてない。その通りだね。天皇制は貴方達(君らは偉そうだから止める)にとって最も核心的なアイテムだと思う。戦前さんざん酷い目にあわされたからね。そして本来の主義主張からして象徴だろうが天皇制は最も認めにくいものなんだろう。何故2004年引っ込めたのかね、天皇制打倒を。続けた方がよほど尊敬に値するのに。天皇制支持が世論の80%以上であったし、この現実は当分変わるまいという認識だろう。それで一応象徴天皇制は認める、ただし将来の国民の意識の成長を待って廃絶するという、実に現実妥協というか生煮えというかよく判らんユルイ方針に転じた。この二重構造は何かを失わせ、何かが潜行したな。これは私の実感。
だからというわけでないが、天皇の大きな報道をみると本能的に反発するのではないか。ほかの有名人の似たような報道を見ていちいち胸くそ悪い思いをしているわけではあるまい。
  中川先生の文章はケネディ暗殺の時のものだね。そうそう、そういう主張を貴方達からも随分聞いた。しかし格調高いね。教え子を諭す文章は今の教授連には書けまい。あの頃先生ははっきり言って教条的だったという印象がある。何人かとそういう話をしたことを思い出す。あのあと、中国の変容、ソ連、東欧の崩壊、冷戦の終結があった。そう、世界はどんどん変わってゆく。先生には或る正しい歴史観に乗っているという確信があったんだな、あのころ。色々思い出すよ。

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